「2010年も健康で、いいことありますように！」

それぞれ、“いいこと”に対する価値観は違うだろうけど、
とにかく新しい年を迎え、すでに1ヶ月が過ぎようとしています。

　そうそう。

年早々に友人が経営するバルに飲みに行ったときのこと。
おめでとうのあいさつより先に、

　「店のヒーターが壊れちゃってさぁー、また出費がかさんじゃうー」という友人の嘆きを聞き、

　“うぇ！　20万？　30万？

　可愛そうだけど、さすがにこのヒーターも年期入ってるし、
買い替えかぁ～、そりゃキツイ！”
と、同情しつつ、
「年始早々ってのはヤだけど、憑き物は年初めに落としちゃった方がいいよ！」
な～んて、一生懸命励ました。

でも、その1時間後のこと。
夫と合流し行った寿司屋で……。
3年前に一生物のつもりで作った歯のブリッジがフガッと音をたてて取れた。
「ひぇーーーーーーっ！！！
　　 これ、に、にじゅうなんまんもしたんだよーーーーーー！！！」
と、真っ青になって夫に泣きついたら、
「よかったじゃん、飲み込まなくて！」
とあっさり。　しかも、
「そのブリッジが取れたのは寿命だったんだよ。　だって、例えばキャラメルを食べて取れたんだったら後悔とかしたかもしれないけど、食べたのはネギトロでしょ?　だから、悪いのはTakaではない！」　と、超ポジティブ発言。

　そこで、気がついてしまった。

　人は、誰かに起こってしまった小っちゃな不幸に対して、その人が少しでもその不運をポジティブに受け入れられるよう言葉を探しながら伝えているんだなぁーと。そして、そのポジティブ発言は、なーんの慰めにもなりゃせんのじゃ!　と。

　翌日、再び友人の店に立ち寄り、自分にも起きた不幸を伝えると、友人はとっても嬉しそうに「そりゃー大変だー。　でも、憑き物はねぇ」と笑った。

そして、
「MONEYだすなぁ」
「やっぱり？」
「慰めって、MONEYしかないじゃん?」
「だすなぁー」

　その後、宝くじ話や運気UPの占い話などで盛り上がり、
お酒の力を借りてすっかり立ち直った2人でした。

　皆さんにはちゃんと“いいこと”がありますように！

　今年もどうぞよろしくお願いします。

2010年、あけましておめでとうございます。
気持ちも新たに仕事始め、新学期、という方も多いことと思います。

さて、我が家の年末年始は、台所のリフォームをしていた関係で「家の中でキャンプ」状態でした。　元々スペインでは12月24日から1月7日くらいまでをクリスマス休暇と呼んで、家族や友人とだらだら過ごす感じがあり、「旧年中の汚れを落として、気持ちよく新しい年のスタートを切りましょう」的な気分はあまりありません。　とは言え、洗濯機も使えないまま、お正月を迎えることになるとは工事を始めた当初はさすがに考えていませんでした。

そもそも大工の見積もりでは、一週間で工事は終わるはずだったのです。　そして三週間めの今、やっとタイル貼りが始まりました。　何故こんなに遅れたかって？・・・たぶん「スペインだから」です。　実際大工が休んだのは、日曜日を除けば、25日と1日だけ。24日と31日も9時から14時、15時くらいまで、きっちり仕事をしてくれました。

電気屋もガス屋も「半日で工事は終わるから」とそれぞれ言っていたのですが、ちょこちょこと来ている割には仕事が終わっていません。　電気屋にいたっては、ケーブルを這わした後、「別の仕事が入ってるから、雨が降ったら来るよ。」と言ったきり。　まぁ仕事の連携というのもあるので、大工を中心にそれぞれに連絡をとってもらって進めているのですが・・・。
今週中に基礎工事が終わって、来週中に家具を自分たちで設置して、encimeraと呼ばれる調理台の板を測りに来て貰って、それが出来上がるのが・・・
いつかなぁ・・・。（遠い目）

出来上がればパティオ（中庭）も広くなり、使いやすい台所と機能満載の大きなオーブンで美味しいものがささっと作れるようになるはずなので是非遊びにいらしてくださいな。

それでは、今年もよろしくお願いします。