先日、那須塩原へ行ってきました。 宿の露天風呂でくつろぎ、旬の味覚を堪能しながら地元のお酒を飲み、テニスで汗を流し、翌日は鬼怒川ライン下りなんぞも参加して紅葉を堪能。 これぞ由緒正しい秋の過ごし方!
と、気分転換もしっかりできたところで、また1週間、頑張るぞー! と過ごしていたら、外から消防車のサイレンがけたたましくなっているのが聞こえてきた。 開けていた窓をしめながら、火事も多くなる季節だから気をつけなきゃなぁ、なんて、のんきに考えていたところ……。
玄関の扉がドドドドドンッ! 誰かにノックされ驚いた。 瞬時に、うちのマンションが火事? と察し、玄関の扉をあけると、数名の消防士がマンションの階段にホースを持ち込むところだった。 「通報者はあなたですか? 火元はどこですか?」と。 最初は何がなんだか事態が把握できず、ウチじゃないと伝えながらもマンション前の通りを見下ろした。 下には15台以上の消防車であたりが真っ赤に染まったかと思うほどだった。
結論から先に言うと、火事というのは通報者の“勘違い“ということだった。 「全部、確認しましたからもう大丈夫です」という消防士からの報告を受け、私は震えが止まらなくなった。 やばい……。
この数日、ご近所さんのことで私は悩んでいた。 実は、近所に住んでいる若い女性が最近、何度か訪ねてきたのだ。 理由は、私の部屋に彼女の知人が隠れているという。 隠さないでどこにいるのか教えてくれと探し回る。
あるときは、私が彼女の悪口を言っていると叫び……。 そしてあるときは、それまでは面識のなかった私のことを“友達”と親には話しているとのことだった。 彼女の親が、一連の行動で私に迷惑をかけたと謝罪しにきたとき、私は、一刻もはやく専門家に診てもらうように進め、病院も紹介した。
消防車騒動があったのはその翌々日のことだった。
何の確証もないのに、通報者が彼女かもしれないとは言ってはいけない。 でも、そのとき私の震えは止まらなかった。被害妄想や幻聴があるならば、確実に病は進行している。
その夜、彼女の親が再び謝罪しにやってきた。 警察官や消防士が家にきて、火災の通報をしたのが娘だと告げられたそうだ。 ほんの数週間前まではごく普通に社会生活を送っていた娘が、突然、変貌しおかしな言動を始めたら、それはそれはショックなことだろう。 親も憔悴しきっていた。 何が起こっても、病気の娘さんが悪いわけではない。 ただ助けが必要なのだ。 キチンとした治療と、周囲の理解が必要なのだ。 泣いている時間はないですよ、と親に言わせてもらった。 そして、明日には絶対に病院施設へ連れて行くことを約束した。 娘さんのためでもある。
こんな一連の騒動があり、私もちょっと疲れた。 彼女にも彼女のご両親にも頑張ってのりこえてほしい。 こんなストレス社会でも、極力、ストレスはためない生活を心がけて、健康管理はしっかりとやんなくちゃなと改めて思う今日この頃でした!