ちょっと前のわたしたち

【No.374】11月11日 Norie * 【No.375】11月18日 Taka
【No.376】11月25日 Meche

No.376

11月25日 Meche(京都)

2009年も残り1ヶ月ほどになりました。

いろいろあったこの1年。 今年もたくさんのことを知りました。
そしてあらためて思ったのは “私のまわりにいる人たちがみんなやさしい” ということ。

1人でいるのが好きで、嬉しいことも悲しいこともむかつくことも、すべて自己完結して満足してしまう私は、もうずっと自分にとって理想に近い “ぼんやりとした楽な生活” を送ってます。

そんな私の生活はある意味普通というものとはかなり違ってて、私自身の常識もまったく世間の人とは違ってて、こんな私によく友達がいるな...もしかして嫌な気持ちになってたりしてる人がいるんじゃないかな...と、なんだかこの歳になってしみじみ感じています。

そこで、「自分から誘ったり連絡したりしなくてごめん! 決して会いたくないとかそういうのじゃないんだけど...」 と連絡をくれた友達に言ってみたら、「...なになに? 突然どうしたの? 大丈夫。 そういう性格だってしってるから」と返事がかえってきました。

よかった。

じゃないか...

みんなが分かってくれてるわけじゃないもんね...確認が取れたのは一人だし、今年もいろんなひととかかわったし... 実際、保留になってるというかほったらかしにしちゃってるお誘いがまだ数件あるし... 年内には、連絡を入れよう......入れれるかな...いや、入れる方向で...うん。(あっ、自己完結しちゃった。)

どうも、ダメっぽいので、ここに気持ちを...
これまでに私のせいで疎遠になったみなさま。
お元気ですか?
ちゃんと伝えられなかったけど大好きでした。 そして今も大好きです。
どうかいつも幸せでありますように...

そして、現在進行形で私を許してくれてるみなさま。
ありがとうございます。
あなたたちが大好きです。
どうかいつも幸せでありますように...

甘えっぱなしの Meche。

 

No.375

11月18日 Taka(東京)

東京の都木、イチョウが鮮やかに色づき始めてきた。 いつも言うけど、時の流れってほんとに速い。 もう11月も中旬になってもうた。
んでもって、また思う。 何もやってない……。 何も達成していない……。
成長期はとうの昔に終わったのだ、しゃあないな。
なんて、開き直ってみるが、ときどき自分の写真を見て、ビックリする。

なんじゃ、こりゃ。
写真を撮るときは、いい顔しようと取り繕っていても、仕上がりはいつも、げっ! 「この写真、捨てよ」となる。 成長の変わりに、○化してきているのが一目瞭然。

まぁ、そんなことはさておき。
先日、夫と出向いたとある飲食店で現首相と遭遇した。 仕事でもないのにこんな機会はめったにないとご挨拶。 いくつか質問などもさせていただいたんだけど、こちらが恐縮するほど気さく。
こんな通りすがりの一般庶民に丁寧に応じてくれて、ちょっと嬉しくなった。
だって時の人だものねえ。

でもこの日、嬉しくなったのにはまた別の理由もあった。
夫が沖縄の三線(三味線)を習い始めたからだ。

これまで私の夫は仕事以外、とくにコレと言った趣味を持っていなかった。
というか、忙しくて趣味どころではなかった。
でも2人で沖縄旅行を何度かするうちに、夫は三線に興味を持ち始めたのだ。
でも、これまでだったら“習い始める”ところまではいかなかったと思う。

ところが、首相とお会いする数日前から、夫にちょっとした異変?が。
なんと行く先々で懐かしい友人や好きだった先輩とバッタリ遭遇するという偶然が続き、あるときは1日に3人もの友人と、全く別の場所で遭遇ときた。

だから。 これはチャンスとばかりに、
「あなたは今、運気がUPしてるのよ。 すごいパワーがきてるから、この波にのらないテはないよ。 だから何事にも躊躇しない方がいい。 いま出会う人やいま始めたいものを大切にしなきゃね」
と、いんちき占い師も真っ青なセリフを、耳にタコができるほど囁き続けた……。
だって、夫が趣味を持ってくれたら、仕事以外の時間をもっと大切にしてくれると思うから。

でも、その甲斐あってか、夫は私の囁きを真剣に受け止め、
「僕も、いまやりたいと思ってるものには、ご縁があるんだと思う」
なんて言いながら三線教室に通い始めたのだ。
そして、その夜に遭遇したのが首相だったわけ。

まぁ、偶然以外の何ものでもないんだけどね。

でも、びっくりしたことが……
家路につきながら夫が囁いた一言。

「俺、総理まで呼んじゃったかな」

呼んでませんよ。

まぁ、結果良ければ全てよし、でしょう(笑)。

 

No.374

11月11日 Norie( バリャドリード)

街にはクリスマスの飾り付けが始まり、一枚分を小さく分けたクリスマス宝くじ(一枚20ユーロもするので、個人商店などでは4分割して一枚5ユーロくらいで売っています。 その場合、当選金額も4分の1になります。)もあちこちで見かけるようになりました。 今年もいよいよ大詰め。例年になく暖かい秋だったのでそんな感じがしませんが、もう11月も中旬ですね。

 振り返ってみると、子どもも元気に大きくなり、特に大きな変化がなかったのが一番良かった一年だったように思います。(まだ終わってないけど)

 これまで、自分たちで古い家をごちょごちょ直しながら10年近く生活してきましたが、台所があまりに使いにくいのでリフォームすることにしました。 まずは庶民の味方、マドリッドのIKEAに通うこと数回。 バリャドリッドにもIKEAが2008年建設予定でしたが、地元の家具産業を守るため、なかなか建設許可が出ず、最近ようやくGOサインが出た模様。 子どもの遊び場もあるし、ちょっとした便利グッズも豊富なので、開店が楽しみ。来年には出来るのかなぁ。

 リフォームの見積もりは、近くの工務店数軒と友人に頼みました。 それぞれ言うことが全く違いました。 もちろん見積もり金額も。 相談した友人は、この不景気で失業中なので、格安でやってくれることになりました。 こういうブラックマーケット?があるので、スペインの失業率は20%を超える勢いなのに、なんとかなっている人が多いのだそうです。

 工事の許可が下りるのに2週間ほどかかるため、工事開始が12月に入ってしまいそうです。 クリスマス前は仕事柄、来客も増えるし、忙しくなるので、工事を1月にしてもらおうかと話したら、「その頃には仕事に就いてるかもしれないし、そうなると週末しか工事ができないけど。」と言われ、思い立ったら吉日とばかり、さっさと工事も始めてしまうことにしました。 これまでになく忙しい年末になるかもしれません。

 幸い、うちの村でも給食サービスが始まったので、息子には、落ち着くまで通ってもらうことにします。 息子の学校には給食施設がなく、今年開校した村内の新しい学校までバスで通います。 1回4.2ユーロ。 日本に比べたら高いけど、カタルーニャの方は6ユーロ以上するんだそうで、それに比べたら安いらしいです。

 村の中は、おじいちゃんおばあちゃんおじさんおばさんいとこ・・・と親戚中が近所に住んでいる場合が多く、夫婦共働きでも、子どもは親戚の家のどこかでご飯を食べることができるので、給食に行く子はほんの一握り。 うちの学校からは、大型バスの前の方にちょこんと4、5人が乗って行きます。

 ま、2時で帰るところが3時半になるだけなのですが、台所の工事中、息子にだけは、ちゃんとしたご飯を確保できそうで良かったです。 スペイン式に前菜、メイン、デザートとちゃんと出るし、友だち同士で食べる体験も良いのではないかと思っています。

 

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