ちょっと前のわたしたち

【No.342】10月9日 Meche * 【No.343】10月15日 Maki
【No.344】10月22日 SARA

 

No.344

10月22日 SARA (グラナダ)

“願いは叶う”!!??

 こんにちは。 日本でも今年の8月終わり頃“ゲリラ豪雨”っていうのがありましたが、こちら、スペインでも、局地的な豪雨の被害が相次いでいます。
特にアンダルシアでは普段から雨に慣れていないので、下水処理設備がちゃんと整っていない上に大量の雨が降るものですから、低い土地や村は沈没状態です。
流されたりして、命を奪われた方もいます。 御冥福をお祈りします。

 さて、今日は“願いは叶う”ということについて最近考えているので書いてみます。
最近、実際、小さな願いが叶っています。
今の現状の自分を認め、分析し、感謝し、ポジティブに毎日進めることが基本です。
私は、比較的ポジティブなほうですが、さすがにこの1年の実家の事故やら、自分の離婚のことを認めることはできても感謝には至らない感じでした。

 日本で五日市剛さんという方が「いつでも、または、どんな逆境の時にでも“ありがとう、ツイてる、感謝します”と言ってしまいましょう」ということを言っているそうでちょっとしたブームになってるようです。 普段、何か良いことがあったときはともかく、逆境のときにどうして感謝できる? 実家の事故はツイてないとしか思えない!と思ったりしたのですが、最近なんとなく、しっくりこの意見が自分とかみ合ってきたのを感じます。

 つまり、言うだけではないのです。 もちろん、どうして事故が起こったのかな、とかって分析することや、事実を認めることは人生大事です。 でも、人生の失敗や事故も、必ず自分を成長させてくれるものと信じて認め、自分が五体満足であることや、いろいろなことに感謝して、次の日へつなげることなんじゃないかな?と思います。
そうすると、不思議と空元気ではない、元気が沸いてきます。少しでもいいのです、
1歩でも明日歩けると思うとすっきりします。

 さて、これをふまえて“願いは叶う”に戻ります。 この願いっていうのは、自分の今生きている現実と現実離れしているものではいけないし、心がこもっていないといけないのです(と、五日市さんも言ってます。笑)

 最近の私の小さな願いですが、叶った例です。 ほんとに小さい願いなのですが。(笑)
一つ目は、めんどーくさい、書類の片付けがありました。 最後までハンコが違うとか、再提出、とかいろいろありました。 私は、一生懸命やりました。 いままでだったら、“ちぇっ 面倒くさい”とか“お役所ってほんとうに嫌なやつばかり”とかって行き場の無い無駄な怒りをぶつけて、無駄なエネルギーを使っていたところを、もう、そういうのはやめてみました。 お役所の人だって好きでやってるわけでない、お給料もらうために、正しくやろうとしているだけ。 とか、いろいろその人のことも考えて、そういうのをやめたら、まず、ストレスがなくなるんですよね。

 で、いろいろやったあと、提出したのですが、もう1ヶ月たっても音沙汰が無い。。。
あー困ったな。 これは、日本のことなので、また親戚のおねーさんにお願いしていろいろ動いてもらわないと駄目かなー。 また迷惑かけちゃうなーと思いながら、いろいろ考えて寝ました。

 そうしたら、次の日!親戚のおねーさんから連絡があって、“あなたがいろいろ日本でやっていた書類がすべてOKだって連絡が今日葉書できてましたよ”だって!

 「なーんだ」って思わないでください。 そんなもんなのですが、努力は必要ですし、一生懸命やったら、気持ちの良い状態でそれが叶うのです。

 じゃあ、2つ目の私の願いが叶った例。(笑)
私は、ずーっと、サンティアゴ デ コンポステーラに行きたかったのです。
じゃあ、行けばいいじゃん。といわれてしまうかもしれないけど、“縁”があまりなかったんですね。 呼ばれてなかったというか。 そういうところには、昔からあまり行かないことにしてるんですが。 15年近くスペインに住んでいて、何度か親しい友人達が行くときは、自分が他のことで忙しかった。

 そして、去年の実家の事故があってから、何故か、またサンティアゴのことを想っていたら、、、、。 グラナダで勉強してるやはり10年以上住んでいる友人と、ふと、その話題になり、彼女も行ったことないから、今年の夏は行こうか!!! と、なりました。 私はとうとうか!と思いましたが、、、彼女は急にこの夏に就職が決まり、いろいろ手続きが忙しくなってしまい、旅行どころではなくなってしまいました。 彼女がバツ悪そうに私に言ってきたとき、私は逆に、本当に喜びました。 彼女に今、まさに必要だったのは、その仕事なのです。 “サンティアゴは逃げないから、また来年でも計画しようね”と話していました。

 さて、さて。 9月に2週間くらい書類処理に日本に行っていたとき、スペイン好きの友人達4人で食事をしたときのこと。
私が夏のサンティアゴがニアミスだったことを話すと、そのうちの2人が、“私達も行ってみたかった”と言い、“じゃあ、行く?”って言ったら、ふたつ返事で“うん”と言ったので驚きました。
立て続けに旅行の計画ってそんなにたつものでしょうか?
そのときは9月だったし、その2人もこれからスペインに来るし、私も、仕事が入らなかったら。の話だったので、10月に入ってからもう一度いろいろ確認が始まりました。

 その結果、ほんとうに11月の2週目は、サンティアゴ巡礼をすることになりました。(笑)
あ、ただし、時間が限られてるので、歩こうという話にもなりましたが、結果的には車で行きます。(笑)
そして、実際計画し始めてから、私の仕事が新しく入ってきたときにはどきっとしました。
めったに新しく追加で入ることあまり無い仕事なのですが、11月は入ってきたのです。
私は、添付ファイルを開けるときに“神様”と祈りました。笑。
そうしたら、見事にその2週目だけ入ってないのです!!

 もうすぐ私の小さな願いが叶います。
心地よい友人達とのサンティアゴ巡礼。 しかも、両親のことをいろいろ考えていたら、丁度、母の1周忌の週にサンティアゴに到着します。 今年は、9月に日本に行ってしまったので、11月の1周忌はまたたく間なので、日本には来れないと思います、と両親の眠る日本の教会にも御挨拶してきましたけど、丁度、サンティアゴ教会で?がってるんじゃないかなあ、というのが私の願い、想い、です。

 私の小さな願い“サンティアゴに行きたい”は、もうすぐ叶いそうです。

 願いって言うのは、ただ、言うだけで、努力や想いがこもっていないと願いを吐いているだけだ、と五日市さんが書いていたのも印象的でした。 叶う、という漢字は、横棒をひとつ加えただけで、吐く、という漢字になるのですとね。

 そう、どんなに逆境のときも“ツイてる、ありがとう、感謝します”です。
小さな願いが叶ったので、次に、踊りのこととか、仕事のこととか、いろいろ願ってみたい、と思ってまーす。

 皆さんもやってみませんか?嫌なことがあったときに、ストレスがたまらない、(文句を言うことによって)、これだけでも、随分気持ちのよい毎日を過ごせると思いますよ。

 

No.343

10月15日 Maki (横浜)

前回このエッセイを書いたのが8月半ば。
あっという間に2ヶ月が経っちゃいました。
本当にあっという間でした。

というのは、実は結婚いたしました。
8月後半に具体的に話が出て9月半ばに入籍したので、もう本当にバタバタで、気がついたら10月になっていたという感じです。
気ままな独り身が終わり、ますますスペインから遠ざかる日々な気もしますが、これからもお付き合いいただけると嬉しいな~。(笑)

で、話は変わって、10月最初の週末に初めての大阪旅行に行ってきました。
別に新婚旅行っていうわけでもなんでもなく、なんとな~んと、懸賞に当たったのです!(笑)

マウントレーニアという会社のカフェラッテというコーヒーをご存知の方は多いと思います。
そのコーヒーが、今年の6月~7月くらいに、シェラトン&ウェスティンホテルとのコラボでアニバーサリーステイ(宿泊券)が当たるキャンペーンをやっていたんですね。

もともとこのコーヒーはよく飲んでいたので頑張ってみようかな~と思い、彼氏(現ダンナ)と2人でひたすら飲む!飲む!
かなり真剣に、商品についているシールを集めまくりました。
20本飲んで1口応募できるものを、なんと、4口+1口(高い商品を飲んだ分が1口分プラス)応募!
ハイ、2人で2ヶ月間くらいでなんとカフェラッテ80本!飲んだわけですね。(笑)(当たったから良かったものの・・・)

東京ならディズニーリゾート、大阪ならユニバーサルスタジオジャパンに遊びに行こうかな~と目論みつつ、全国のシェラトン&ウェスティンホテルの中からシェラトン・グランデ東京ベイと、ウェスティン大阪ホテルを半分ずつ希望していたんです。

そして見事!ウェスティンホテル大阪のエグゼクティブルームにご一泊ご招待が
ご当選~♪

こんなお部屋

普通に泊まると一泊6万円!!!
う~ん自分じゃ泊まらんな。。。

新幹線のぞみだと、新横浜~新大阪間はわずか2時間半。近いもんですよね。
でも2人とも実は大阪は初めて。
なので、恥ずかしいなんて言ってられない!
観光客丸出しで、コッテコテの大阪を満喫して参りました。

1日目は、まずは新世界の「じゃんじゃん横丁」へ。
超人気店で名物の串揚げを食べ、TVでも取り上げられる有名な路面店のたこ焼きを。

そして大阪のシンボル通天閣にのぼり、ビリケンさん像と記念写真。
ぶらぶらと北に向かい、吉本お笑いの本場「なんばグランド花月」でおみやげ物を物色。

そして大阪と言えばやっぱりこれでしょ!道頓堀!
まずはかに道楽のかに看板の写真を撮り、やっぱりグリコのマークも写真に撮り(笑)
さすがにグリコのポーズはできませんが・・・

そしてまた有名な行列のできる路面店で 2回目のたこ焼きを食べ、
夕方からさらに大阪城に向かい、天守閣前で記念写真。(すでに閉館時間過ぎて
るし)

いい加減に日も暮れた頃やっとホテルにチェックイン。
29階の部屋から望む夜景はとってもきれいでした♪
ラウンジで一杯飲んでから駅前の繁華街に向かい、これまた名物のねぎ焼きとお好み焼きで夕ご飯♪

翌日は朝6時に起床(!)あいにくの小雨ですが、今日はUSJ!頑張っちゃいます!
すぐにホテルで朝食を済ませ、7時50分にはチェックアウト。
お高いホテルなのに超短い滞在時間でした。。。

そして電車でUSJへ!
旅行前に100円ショップで買っておいた雨ガッパを着て戦闘準備は万端。
開園前の8時半から並び、雨に弱そうなアトラクションから優先的に猛ダッシュ!

高速ジェットコースターや激しいスプラッシュコースター、4Dシアターの数々など、いやぁ~雨やら水しぶきやらで全身ビッショビショになりながら乗りたいものは全部制覇、夜7時過ぎまでバッチリ遊び、帰路についたのでした☆
いやぁ~分刻みの忙しいスケジュールの旅行でした。

私の誕生日が近かったので、交通費と遊園地代は彼からのプレゼント。
これぞ「ザ・大阪!」と言わんばかりのコテコテの名所や名物料理、そしてバリバリ観光客な写真ばっかり撮った楽しい楽しい2日間、いい思い出になりました~。


 

No.342

10月9日 Meche (京都)

秋です。
スポーツ、芸術、読書、食欲、実りなどなど...秋って楽しみがいっぱい。

そんな秋に、初めての体験。 それは“刈り取りの秋”。

刈り取ったのは、育てていたつもりはなかったのに、気がつくと、お顔ですくすくと順調に育っていた点々。 そう、シミです。

今まで、シミをどうするかなんて考えたこともなかったけど、仲のいい男の友達が「僕、今度シミを取りに行く」なんて言うもんだから、「私も行く」って連れて行ってもらった。

白でシンプルにまとめられゴージャスな香りをただよわせている皮膚科の病院で、私たちを迎えてくれたのは、男友達の古くからの友達だという私より年上なのにお肌にシミなんて1つもない、きれいでゴージャスな女医さん!

そんな先生を見ていたら、女の幸せとシミは仲良しじゃないような気がしてきた。
「先生! この辺のシミ全部取っちゃってくださいっ!!! 予算が許すならこのほくろ もっっっ!!!」
「えっと、1度に全部すると顔中に絆創膏を貼らないといけなくなっちゃうから、今回は両サイドだけにしましょう。 それでもかなり大きな絆創膏を貼らないといけなくなるけど、大丈夫?」
「ぜんぜん平気ですっ!」

ほとんどお化粧やお手入れをしないまま、ある意味 野生児 のように過ごしてきた私から刈り取られたシミは豊作というしかないほどの数で、両頬にはそれはもう大きな絆創膏がベッタリ。

処置室から出たら、待合室の子供は私に釘づけ・・・。 そんなにヒドイ?

それでも、病院でもらったマスクをして、友達とそのまま知り合いのレストランへ。
“この顔見たらビックリするだろうなぁ。 訊かれたらなんて言おうかなぁ”なんて考えていたのに、知り合いは一切触れてこない。 それどころか、なんだか触れちゃいけないって思ってる空気が、お店に充満。
・・・そんなにヒドイ?
仕方がないので「バイクで転んじゃった」と言ってみた。

今日も絆創膏は、顔の左右で存在感を放っている。
どうしても人目をひくので、お出掛けのときは、ちょっと可愛い形にカットして貼ってみたりしている。

あぁ、早く取れるといいな。

ちなみに、日頃からきちんとお手入れしていた男友達がさよならしたシミの数は、たった4つでしたとさ。

 

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