ちょっと前のわたしたち

【No.352】2月4日 Taka * 【No.353】2月11日 Meche
【No.354】2月19日 Maki

No.354

2月19日 Maki (横浜)

2月14日といえば。
そう、Día de San Valentín (聖バレンタインデー)ですね!
愛し合う恋人たちの日。

今年から、私にとっては特別な日になりました。
というのも、14日に沖縄の教会で結婚式を挙げてきたのです。
入籍は昨年9月にしてたのですけどね。
10月に申し込んで、ずっと準備をしてきました。
いわゆる“リゾートウェディング”ってやつですね。
家族とごく近い親族だけを招き、海沿いのリゾートホテルに滞在して、ホテル内の教会で挙式と会食を行いました。

沖縄で結婚式というと必ずいろんな人に聞かれます。
「相手は沖縄の人?」
・・・いーえ、他県出身ですが普通に地元横浜に住んでおります。
「沖縄が2人の思い出の場所なの?」
・・・いーえ、2人とも今回が沖縄初めてです。
「じゃあなんで沖縄で?」
・・・まあいろいろあるんですが、沖縄でやりたかったんです。 やることになったんです。

出発前の天気予報では14日当日(だけ)が曇/雨で降水確率60%・・・。
挙式時にはホテル内のビーチでアルバム撮影等も予定しているので、雨だと困る!
沖縄の天気は変わりやすく予報はあてにならないよ、という話を信じつつ、祈りながらいよいよ3泊4日で沖縄入り。

最初の2日間は暑いほどの晴れ。
お祝い返しやお土産の買い物と、挙式の直前打ち合わせであっという間に過ぎました。

そしていよいよ迎えた14日当日。
心配していた天気は、朝9時ころにかなりのスコールが降り、その後も不安定な天気で風も強かったのですが、なんとかその合間を縫って太陽も時々顔を出し、挙式も撮影もすべて無事に行うことができました!

広いホテル敷地内の一番端にある海に面した教会は、真っ白であちこちに琉球ガラスがちりばめられています。
正面は全面ガラス張りの祭壇で、目の前はすべて青い海。
青いガラスのバージンロードが、祭壇の向こうに広がる海と空にまっすぐ伸びて、まるで海の上を渡って歩いていくみたいで本当にきれいでした。

もう入籍して5ヶ月も経っているし泣くこともないだろうと思っていたのに、式では思いもかけず賛美歌の最中に涙がこみ上げてしまいました。
・・・と思ったら今度は涙が止まらない!
下を向いて牧師さんの話を聞いていると、涙と鼻水がつ~つ~とたれてきて。
でもそういう人も多いのか、ちゃんと祭壇に畳んだティッシュが置いてあって、式最中に何度も鼻をかむ花嫁・・・。(ああ、恥ずかしい・・・)
でもその横でカメラマンさんが写真をパシャパシャ撮っている・・・。(ああ、メイク落ちてるだろうに・・・)
ほかにもまぁいろいろ苦笑してしまうネタはありましたが、終わってみるといい思い出です。

挙式の後にはそのまま庭を通ってホテル内のレストランに移動し、ウェディングドレスのままで会食。
教会やホテルのスタッフにもほかの宿泊客の方にも、いろいろな場面でおめでとうと声をかけていただき、思い出に残るよい滞在ができました。

式を挙げて、ようやく結婚したんだなぁ~という実感がわいた気がします。

沖縄はのんびりした独特の雰囲気がなんとなく大好きなスペインを思わせました。
スペイン好き仲間に沖縄も好きという人が多いのがわかる気がします。
初めての沖縄は、これからは素敵な結婚式を挙げた思い出の場所、特別な場所になりました。

挙式特典としてホテルから1年間有効の1泊宿泊券をもらったので、また思い出の教会を見に行くつもりです♪
あ~早く行きたいな~。
って、まだ帰ってきたばっかりなんですが。(笑)

No.353

2月11日 Meche (京都)

  去年の誕生日のころ、スペインからカルロス国王夫妻が日本にやってきた。
「私を祝うために!? わざわざ悪いね~♪」なんて冗談を言ってたら、来日してたのは国王夫妻だけじゃなかった。
「久しぶり、元気?」とスペイン人の友達から20年ぶりの電話。

 会ってみると “いつも肉を食べたがってた貧乏留学生” の彼は、イタリアン・マフィアのようにお洒落で恰幅のいい “リッチなおやじ” になっていた。

 そんな彼の手土産は、もうけ話。(←もちろんそれだけじゃないけどね)

 日本のデパートの接客方法を実践して売り上げを伸ばし、同期の3倍のお給料をもらうようになっていたスペインのデパートを辞め、2年前から今の仕事をしてる彼の口から語られるお話は、それはそれはあやしいくらい景気のいい話で、私たちはう~んと疑いながらも、やっぱり欲には勝てず・・・。

 そしてそれから、2ヶ月が過ぎようとしています・・・。
本当なら今頃、ウハウハしてるはずだったのにオロオロしてる私たち。

 一番最初に準備しなくちゃいけない外国の銀行口座の開設がまだできなくて、「お金が振り込めないよ」とスペインへ戻った彼から電話でせかされる始末。

 スペイン人の友人Cは、スペイン語は問題ないけど専門用語とインターネットにめっきり弱い。
Cの娘たちと私は、日本語は大丈夫だけどスペイン語はボチボチ。 専門用語とインターネットもボチボチ。
Cの弟Mは、本業が忙しくてそれどころじゃない。

 つまり全員の知恵と力をあわせても、ボチボチという心細い状態。

 新しいビジネスに手を出す欲は十分あるけど、いろんな意味で能力不足の私たち。
あぁ・・・夢のウハウハ生活は遠いです。

 

No.352

2月4日 Taka (東京)

 1月も終わり、2月に突入。 節分には豆まきもし、恵方巻きも食べた。 そして誕生日を迎え、また1つ歳をとった 。いい歳になるといいなぁ~と思いつつ、ふと私にとって“いい歳"の“いい"って、何だろう? と思う。 何があると私は“いい"と満足できるの? 宝くじに当たれば……なんて非現実的な夢は追わない(買うけどね)。 でも、やっぱり仕事が充実していて、休日には思いっきり癒されたり好きな旅行に出かけたり、そして自分も家族も健康ってところかな。

 最近、あちらこちらから韓国へ行ってきたという話しを聞く。 ガールズはエステやマッサージ、そしてショッピングに精を出し、ボーイズは食道楽一直線。 円高ウォン安のいま、韓国ツアーは大盛況という。 たとえリッツカールトンに宿泊したってお財布が悲鳴をあげることなどない(らしい)。 そうか~。 美味しい焼肉食べに私も行きたいな~と思っていたら、先日、スペイン人の友達から「いまバリ島に住んでいるから遊びにおいで」とメールが来た。

 南米女性と結婚して、2人でバリ島で生計をたてているというのだ。 バリ島なんて20年前にただ一度行ったっきり。 そのときの素晴らしい景色や人情味溢れる人々、たかってくる人々、旅の記憶が蘇り、インターネットでバリ島やら韓国やらの航空券などを検索。 ニヤニヤしながら今後の旅先に思いを馳せ、調べること数時間。 でも、気がつけばスペインへの航空券を探していた。

 そうか、やっぱり私はスペインに行きたいんだ。

 昨年は、スペインへは行けなかった。 嫁が1人で旅に出るのは常識的ではないと姑などに叱られたものの、最終的には決行しようとした出発2日前になって、自分のパスポートに落ち度を発見。 泣く泣く旅行を断念した。 でも今年は行きますよー! 夫はスペインはおろかヨーロッパをまだ知らないので、一緒に行ければ最高なんだけど、もしも行けないなら仕方ない。 私はGW前に休みがとれる。 そう思いながらチケットを探してみたら、ちょうど私の出発したい日ごろから金額が高くなっていた。 ひえ~。

 でも、私の脳が一直線にスペインへ向かいはじめている。 スペイン行きを封印していたからこそ、行きたくて仕方がないマグマが爆発しそう。 東京の家の近所にはこの数年でスペインバルが増えた。 最近でもまだ増え続けていて、この地域だけでも10軒を超す。 だからといってバルをハシゴしても、気はすまない。 ユーロも一時期に比べたら全然、安いし、こりゃ行かなくちゃ! 春が待ち遠しくてたまらない最近の私です。

 

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