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スペイン語と日本語を使う コンピュータ用語

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 1台のコンピュータでスペイン語と日本語のWindows98、95、両方の言語のソフトを使い分けるための方法について書いてみましょう。 
   
1.Global IME  

 スペイン語版 Windows上にて日本語を表示して書き込むためのFEPソフトを利用する方法です。

 どのソフト上でも動作するわけではなく、Microsoftの Outlook Express や Internet Explorer 上でのみ日本語の読み書きが可能となります。ただ、小さなフォントサイズの表示ができません。よってOutlook Express 上ではタイトル部分の日本語が、IEでもHTMLでのフォントサイズが1で書かれているようなページが日本語表示できず、文字化けします。

 またOutlook で使用する際の設定が複雑なため、他のメールソフトとのメール交換時には文字化けすることがあるという問題もあります。

 いろいろ問題はありますが、スペイン語版 Windows 上でそのまま日本語の読み書きができるという魅力と快適さは、捨てがたいものがあります。

 Global IME は、Microsoft のサイトにて無料で配布されています。

 Microsoft Global IME 5.02
 Global IME for Office XP

 

2.パーティション  

 1台のハードディスク(HDD)を2つの場所(パーティション)にわけて、日本語とスペイン語それぞれの Windows をインストールして使い分ける方法です。

 基本的には、Windows付属の FDISK.COM を利用してパーティーション分けをするのが良いのですが。 そのためには ハードディスクをフォーマットしなくてはいけません。 また、Windows98 と Windows MeのDualBootでは Windows98 付属のFDISK.COM では出来ません。 フォーマットすることなしにパーティションを切り分けるには市販のソフトを購入して使用するか、MBM または Linux の LILO を利用してパーティションを切り分けます。

 市販のパーティション切り分けソフトには Media Vision の "VirtualPartition"やSOFTBOATの「システムコマンダー」、"Partition Commander"、システムセレクター、他にも昔からある"Partition Magic" という製品があります。

 

3.カセット式HDD  

 1と2はソフトを利用して日本語とスペイン語を使う方法でしたが、今度はハードを利用した方法です。1台のコンピュータのハードディスクそのものを入れ替えてしまうことにより、複数のOS、Windowsを利用可能にする方法です。Windows98、95でスペイン語と日本語を利用するのであれば、個人的にはこの方法が一番お薦めです。

HDDカセット 左側の写真が、そのハードディスクカセットです。通常のハードディスクを設置する場所に外側のケースを設置しておき、ハードディスクをカセットテープの様に挿入するだけでいろいろなOS、いろいろな環境でコンピュータを立ち上げることができるようになります。

 

4.Windows 2000/XP  

 Windows NT は、立ち上げ時にどのドライブから立ち上げるか、と言うようなことが選択できましたが、その後継と言われている Windows 2000/XP は、さらに複数言語の使用に対して進歩しました。

 すこし難しい話をすると、いままでの Windows NT はその内部ではシングルバイトで設計され書かれていましたが、Windows 2000/XPはダブルバイトで設計されています。

 これはどういうことかというと、日本語版の Windows 2000/XPでもスペイン語のソフトが問題なく動くし、フォントさえあれば入力表示印刷可能になっているということです。逆に スペイン語版の Windows 2000/XP でも、日本語FEPをインストールして日本語の入力表示印刷ができるようになるということです。

 ただし、アプリケーションのメニュー部分などは文字化けするかもしれません。アプリケーションも複数の言語に対応したものならば、どの国バージョンの Windows 2000/XPでも 全く同じように表示されるようになるとは思いますが…。

 これから新しくコンピュータを買うという方には、Windows XP がお薦めかもしれません。

 また、スペイン語版のWindows98/Meがすでにインストールされている状態で、Windows2000/XPの日本語をインストールすると、スペイン語版のWindows98/Meと日本語版のWindows2000/XPの両方が使えるようになります。 ただし、ハードディスクが少なくとも2つのパーティションに別れている必要があります。

 両方のOSをインストール後、コンピューターの電源を入れて立ち上げると、どちらのOSで立ち上げるか選択するようになります。 この方法でも、スペイン語と日本語両方使えるようになります。

 すでにスペイン語版のWindows98/Meがインストールされているコンピューターを使われている方にはお勧めできる方法です。

 これから新しくコンピューターを買われる方の場合、すでにWindowsXPがインストールされている事が多いでしょう。 WindowsXPの場合、お勧めは出来ませんが WinodosXPを同じドライブにインストールすることも可能です。 インストール先のフォルダ、ディレクトリはそれぞれ別の場所にします。 もちろん、別ドライブにインストールするのであれば何の問題もなく、そのままインストール出来ます。

 

 

5.その他  

 複数言語の Windows98 を1台のコンピュータで使い分けているという方が、インターネット上でその方法を公開されています。筆者は試していない方法でもあり、ここではその方法を紹介するという程度にとどめさせてもらいます。

 複数言語の Windows98 を1台のマシンで使い分ける

 

 


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