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プロバイダ 

 スペインには、多くのプロバイダがあります。そして 一部を除くほとんどのプロバイダがスペイン各地にアクセスポイントを持っているので、日本でいうところの市内料金でインターネットに接続できます。

 プロバイダ自身がアクセスポイントを持っているわけではなく、電話会社のインターネット用電話回線網を利用しているだけなのですが、地方の小さなプロバイダでもスペイン中にアクセスポイントを持っているのと同様に使えるようになっているのです。

 ですから、プロバイダを選ぶ際、アクセスポイントを第一に考える必要はありません。

 

プロバイダの選択 

 プロバイダを選択する際、まず最初に考えるのは、有料か無料かということです。スペインの各電話会社はインターネット接続、メールアドレス、HPスペースの提供などのサービスを無料で行っています。ただし、電話代は有料となります。

 接続を無料にするから、電話を使って欲しいというサービスだと考えた方が良いかもしれません。

 また、2000年7月から電話会社系のプロバイダは電話料金一定の 定額料金サービスを開始しています。

 

無料プロバイダ 

 通常の利用でのインターネットへの接続は、この電話会社が提供している無料接続サービスで十分だと言えます。使い勝手としては、夜間の混雑時は重くなったり、サービスによっては接続スピード28.8kでしか繋がらないなどもありますが、無料でのサービスとしては十分だと思います。

 無料サービスをしているプロバイダに関しては こちらをご覧下さい。

 無料サービスのプロバイダを利用する場合は、場合に応じて使い分けられるよう、複数の無料プロバイダに加入しておくことをお勧めします。回線が混んでいたり重かったりする場合は、他のプロバイダを利用できるようにしておくのです。

 

有料プロバイダ 

 無料サービスのプロバイダで満足できない場合、有料のプロバイダを選ぶことになります。無料サービス以上の良いサービスを期待するならば、おそらく年間4万ペセタ程度の出費をしなくては ならないでしょう。逆に言うと、それ以下の価格のプロバイダでは無料サービスと大差無いのではないかと思われます。

 では、どのようにして選ぶか。まず、試す期間が欲しいということから、短期間の契約ができるところ。そして、Info Vi'a などの共通回線網ではなく、住んでいるその市内に専用のダイレクトアクセスポイントを持っているところを選んでください。

 共通回線網よりも、ダイレクトアクセスポイントからの接続の方が、基本的に速いのです。

 

電話料金定額プロバイダ 

 2000年7月現在、定額制を導入しているのは ONO、RETEVISIO'N、TERRAの各プロバイダで、自社の顧客向けに午後6時から、翌朝の8時までという時間制限付きの電話料金定額サービスを行っています。

 TERRA は2.750ペセタ/月+IVA という均一電話料金で、インターネット接続などは従来通り無料となっています。 RETEVISIO'N は TERRA よりも安い 2.600ペセタ/月という料金でのサービスで、接続時間に制限のないサービスも始めます。

 7月10日現在の使用感としては、やはり重い感じです。ちょっと重いサイトではタイムアウトになってしまうなどの事もありますが、電話料金を気にしなくて済むということで 時間の余裕さえあればリラックスしてネットサーフィンが楽しめるというところです。

 

 


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