欧州向けに衛星を使った日本語放送にJSTV と言うのがあります。欧州で日本語放送といったら、ここしかありません。
平成7年に阪神・淡路大震災が起こりました。当時は家には14型のテレビが一つあるだけで、JSTVの存在自体知らなかったのですが、ASTRA から送られてくる映像を見ている友達が、JSTV のNHKの臨時放送を見せてくれました。当時、JSTV は、今のようにHOTBIRDではなく ASTRA のアナログ放送だったようです。 JSTV は非常事態と言うことで、スクランブルをかけることなく、ずっとニュースを流し続けていました。
その後、当時の Via Digital、今はDIGITAL+ となりましたが、スペイン国内向けの衛星放送に加入して、見るようになりました。契約して最初の頃はよく見ていたのですが、月によってはほとんど見ることもなく、お金ももったいなかったので、2年ほどで解約してしまいました。
解約時に、チューナーは返却したのですが、パラボラアンテナは屋根につけたまま、そのままで置いていってくれました。せっかくついているアンテナがもったいないと言うことで、市販のチューナーを買いました。運の良いことに、ある友達が、パラボラアンテナが一つ余っているというので、それも取り付け、HOTBIRD と Hispasat、どちらも見られるようになりました。
JSTVは欧州向けの有料の衛星放送なので、続けて見るためには月50ユーロの視聴料がかかります。 ですが、契約しなくても、1日数時間だけ、NHK のニュース番組を見ることが出来ます。私は、昼食時に「ニュース10」夜寝る前に「おはよう日本」を見ていました。
無料で見せてもらえて、有り難かったのですが、スポーツニュースなどでは、放映権の関係で音声だけになることが多いのです。 トリノオリンピックのスケート、女子ゴルフ、野球のワールドベースボールクラッシックなどは、全くといってよいほど見ることが出来ませんでした。 トリノオリンピックのスケートなど、ユーロスポーツで見ることが出来るのに、JSTV のニュースでは見られないんですよね。これにはちょっと参りました。 そんな中、ソニーからちょっと気になる機器が発表されました。
1. JSTVとの出会い 2. ロケーションフリーとは 3. ロケーションフリーの設置 4. さらに使いやすくするため |