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 プロバイダ、ADSL

 インターネットへの接続というとADSLあるいは光ケーブルでの接続が当たり前というよりも必要なものとなってきました。 従来のアナログモデムでの接続では Windowsのアップデート、アンチウイルスソフトの定義ファイルのダウンロードに時間がかかりすぎるのですね。 ネットワークに接続しない、単独のコンピュータとしてのみ利用する、ということでない限りBanda Ancha、ワイドバンドでの高速インターネット接続環境が必要です。

ADSL か ケーブルか?

 ケーブル接続が早いし安定しているというので、ケーブル接続を選択したいという人がおられると思います。 スペインでのケーブルは auna、ONO という会社がケーブルでのインターネット接続サービスを提供しています。 残念なことに スペインでのケーブル接続は なぜかADSL と同じレベルでのサービスしか提供していません。

 ADSL、受信は早いです。 しかし、それに比べて送信は遅く、20分の1程度のスピードになるというのが特徴。 本来ケーブルの場合、受信と送信のスピードが同じで、1受信が1MBであれば送信も1MBなのですが、何故かスペインのプロバイダーはADSLと同じスピードに合わせてのサービスしか提供していません。

  ただ、ADSLの場合は交換局などからの距離が離れるとADSL信号が減衰するためそのスピードが落ちてきます。 したがって、プロバイダが宣伝に使っているスピードはまず出ないし、状況によってはかなり遅くなります。 スピードが早くなればなるほど(20MB)、減衰量も多く、交換局周辺(数十メートル範囲)でしかプロバイダの言っているスピードは出ないと考えた方が良いです。 平均ではADSL2+の20Mbps の場合42.2%程度、10Mbpsの場合83.7%程度のスピードしか出ないという報告もあり、受信だけを考えれば20Mbpsも10Mbpsもスピードにあまり差がないということになります。

 ケーブルの場合は、ケーブルから光が漏れるということがほとんどなく、安定したスピードが得られます。

  ADSLが入っているけれども、どうもスピードが出ない、接続が不安定という地域ではケーブルでの接続にした方が良いです。 ただし、ケーブルの場合は、まだまだ接続可能地域が限られているというところが一つの問題となっています。

 

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