プロバイダ選び
プロバイダ、いまはここがよいが、次の季節はどこがよいかわからないという季節商品のような感じになっています。 ここが良いといってユーザーが集中すると、集中したためにサービスが低下するということもあります。 また、どこのプロバイダもトラブルが発生した時の対応は似たり寄ったりでお勧めできるというプロバイダが無いと感じています。
そんな中でも、評判、料金、サービスを比較して個人的に順位をつけてみると2007年1月の調査時点では次のような感でしょうか。
1. テレフォニカ Telefonica
ADSL 3MB/320kps で40.9ユーロ/月は料金的に高いですが、各プロバイダ1MB接続環境での接続スピード試験でもっとも安定して高いスピードを記録しています。 トラブルへの対応、メールサーバなどの問題はありますが、インターネット接続サービスとしては トップに位置するでしょう。
2. テレカブレ Telecable
名前の通り、光ケーブルでの接続プロバイダ。 アストゥリアス地方のケーブル会社であるため、他の地域では利用できませんが、評判がなかなか良いです。
3. ジャ・プント・コム Ya.com
接続の悪さ、ADSL信号の弱さからか頻繁に接続できないという話を聞いていますが、価格的には常に魅力ある商品を出してきており、プライス・リーダーという感じがあります。 また、トラブル時を含み、顧客への対応もなかなか良いです。 ADSL2+ は特に接続状況に問題が多く、地域によってかなり差が出てくるでしょう。
4. エウスカルテル Euskaltel
バスク地方の光ケーブル接続プロバイダ。 インターネット接続環境でのトラブルはほとんどありませんが、携帯電話の一定料金化でMovista、Orangeと問題が起きている話があります。
5. ジャズテル Jazztel
ジャズテルを利用してる人のほとんどが 12MBサービス以上ということで、テレフォニカの3MBサービスと比べると、レベルが違う感じです。 ただし、場所によって接続がかなり悪い、出来ないという報告が多く出ています。 無料提供のルータにも問題が出ていることが多く報告されています。 問題なくすんなりつながる場所、地域ならば、安く早くインターネットが利用できる良いプロバイダですが、問題が起きる場所では他のプロバイダを選択した方が良さそうです。
6. テレ・ドス Comunitel / Tele2
Tele2 がこの順位に出てくるのは意外に思う人が多いだろうというほど、かってのTele2の接続サービスは悪かったのですが、いまはかなり良くなりました。 料金とサービスの質を考えると納得できるレベルになっています。 ジャズテルでの接続がなかなか上手くいかないのであれば、次に考えるのはこの Tele2だろうというレベルになっています。
7. オノ ONO
光ケーブル会社としては全国的によく知られている接続サービス業者。 インターネット接続には良いプロバイダです。 しかし、ONOだけではなく、Auna の光ケーブル利用者の対応もするようになって、顧客からの苦情対応にだいぶ問題が出てきています。 苦情、クレーム対応の悪さの分だけ ポイントと順位が下がったことになります。
8. オレンジ Orange
Wanadoo と Amena の合併のゴタゴタも落ち着いてきて、サービスもだいぶ良くなってきましたが、苦情は相変わらず多いという状態が続いています。 特に ADSL2+ のHasta20MBでスピードが出ないことと解約についての苦情が多くなっています。
9. アラキス Arrakis
Arrakis はこれ以上ユーザーを広げようと考えていないようで、サービス提供の価格が高くなってしまいました。 1Mbps接続で 39ユーロ/月、2Mbps接続で 74.95ユーロ/月という価格。 arsys がプロバイダサービスから手を引いたときと同じように提供価格が他の業者と比べての競争力が無くなっています。
10. スーペルバンダ・ネット SuperBanda
20MB+固定電話料金一定+TV で29.95ユーロ/月 という低価格を売りにしています。 接続に関して、スピードに関して苦情が多いですね。