!? マルハの井戸端会議 #!

*** マルハってなに??? ***

マルハ顔負けの日本女性が中心になり、ざっくばらんに語るコーナーです。
スペイン生活や、滞在に関する私たちの本音をお聞かせします♪

今回の座談会、食事がテーマ。
今回料理自慢(?)の面々に「工夫して作る日本の味」を語ってもらう、でしたが...。
あらら、生活のスタイルによって、いろいろ差があるようですね。工夫・実験派と試さない派。 スペインでの生活の中での食の工夫、今回は工夫上手の男性人も交えて話してみました。


第3回 工夫して作る日本の味
参加メンバー

F (♀)マドリード在住。
K (♂)マドリード在住二十数年の大ベテラン。
I (♂)マドリード在住。
C (♀)バレンシア在住。連れ合いはスペイン人。3児の強き母。
N&Y バリャドリード在住の夫婦。チャレンジ好き。
R (♀)マドリード在住。


●作る?作らない?和食

R  スペインに暮らすわたしたち。自宅で作る日本の味ってなにかな?

F  和食の味ってやっぱり、しょうゆ、お味噌ね。お味噌はね、代用するものが他にないでしょ。欠かせないなぁ。それで私のよく作る日本食は「味噌汁」。具は大根かな。

N&Y  あ、いいな。マドリードは大根があるもの。こっちではカブみたいなのはみるけれど、大根はないよ。

F  えへん。中国食材を売っている八百屋もマドリードにはあるんだよ。そこでちゃんとした大根も手に入るし、いっぱいいろんな野菜が手に入る。

C  バレンシアの市内に行けば今はお豆腐も揚げもあるみたいだからね。でも私は今はあまり...。一番日本の料理が恋しくって食べたのは妊婦時代。ダンナ(スペイン人)はあまり日本食を食べないし、今は子供も3人いるから、90%自宅でもスペイン料理だな。ほんと、もう日本風の料理は作らなくなっちゃった。ま、時々お魚なんかを焼いたりすると、旦那にはオリーブオイルをかけるけれど、私はお醤油をかけて食べたりする、かな。 そうだ、でも子供の一番のご馳走は、「白いご飯にノリタマ」よ!ふりかけは日本からの差し入れ、ね。お米をよく食べるのよね、スペイン。

F  あ、バレンシアだもの。お米の産地。おいしいわよ。バレンシアの方に行くとほんとにお米がおいしいのよ。

K  僕も最近は作らないなぁ。かと言って作るのはスペイン料理とも言えないし。

I  でも、Kさんは家庭菜園がすごい!大根なんかも作ってるでしょ。

N&Y  僕らはいろいろ作るよ。カレー、ラーメン、丼。丼ものは作りやすいんだよ。

C  でも、卵の味が違うからあんまりおいしくないでしょ?それとも、水の味かなぁ。丼の出汁の味が違っちゃって、なんかおいしくないのよ。だから作らない。 日本食では水の味が大事だと思うの。それで味が変ってしまうなら、作らなくってもいいや、って思っちゃう。

I  僕の場合、1人で作るから、適当に最後にちょっとしょうゆを入れたり、それを日本食っていうのかどうか知らないけれど。

K  日本の味は甘辛味。これが一番の特徴だと思うな。こっちの料理にはデザートじゃないかぎり、砂糖はほとんど使わないからね。でも、日本にいても日本食って意識して料理しないよね。なにを日本食っていうのかなぁ。わかんなくなってきてた。

(あれれ、あんまり普段の生活には日本食は登場しないようですね。 ま、こちらの食べ物もおいしいけれど。でも確かに、日本にいても和食って作るのなかなか面倒だ...)


●なかなか入手しづらい食材、工夫のしどころは?

R  N&Yさんところっていろいろ工夫してるよね。簡単にカレーを作るって言っても、こっちのカレーパウダーじゃ、日本のカレーみたいな味は出ないでしょ?

N&Y  そこが工夫のしどころ。トリガラスープとか、ウスターソースとか唐辛子とか、いろいろ入れる。クミンも。

K  僕の場合、昔工夫したのは魚の干物かな。新鮮な青い魚、例えばアジとか手に入りにくかったんだよね。で、手に入ったら、迷わずアジの開き。 開いて塩水につける、干すのは蜂が食べに来るから、困ったよ。冬なら暖房の側とかに干す。

N&Y  ウチでは、あられ作ろうと思って干してたら鳥にフンされてた。(涙)

ALL  なんでも作るねぇ。

N&Y  「作りたい」と思ったらインターネットで調べるの。ラーメンのスープとか。 ある日は肉まんが食べたくって、インターネットで探して作ったよ。 あとモヤシね、大豆やレンテハス(レンズ豆)なんかで。結構おいしく出来た。 ういろうも作ったな。小麦粉と、水となんの味をつけるか、であとは電子レンジ。 これもインターネットで作り方を調べたの。日本だと売ってるのを買えばいいだけだけれど、こっちでは食べたいと思ったら作るしかない。で、そんな時、インターネットって便利なの。作り方をちゃんと教えてくれるサイトがあるから。

R  作るしかないって言えば、お刺身なんかもそうね。日本では自分で魚をさばいてお刺身なんて作ったことまずないけれど、こっちでお刺身を出すってなると、自分で丸ごとのお魚をさばかないことにはできない。しかも、日本人はこういうことができて当たり前、と思われてるし。にぎり鮨なんかもいっちょまえなフリして作ったりするし。(笑)

N&Y  そうそう、いかの塩辛作った。簡単に出来たよ。 ただ、きれいに洗って内臓と身を別けて塩漬けにしておいて、翌日、ちょっと発酵したかな?というところで混ぜておけばいいの。

(どうやら、本日の手作り工夫派はN&Yの独壇場のようです。必要は発明の母というのはこういうことかな。)


●スペインでの日本風おもてなし、ウケるツボを教えます。

R  ちょっと視点を変えて、こっちの人に振舞う日本食ってなんだと思う?

C  受け難いことがあるのは甘酢関係。酢豚やミートボールの甘酢あんかけ。 野菜に歯ごたえがあるもの。こっちの人はとにかく野菜は柔らかく火を通さなくてはいやがるから。

F  ノリ、海藻系を嫌いな人が多い。

ALL  納得、同感!

F  でも、おすしは典型的な日本食って感じでお客さんが来た時には喜ばれるよね。でも喜ばれるのはちらし寿司、かな。

I  味でいうとテリヤキの味は好まれるでしょ。

K  僕の推薦はてんぷら。万人にうける。

I  すき焼きは好きだけれど、あれにつける生卵、あれが嫌いっていう人は多いよね。

C  受けるものを言えば、焼きソバ。

I  餃子、シーフードカレー。パエリャ用にいろんなシーフードがミックスされて売ってるの、あれをカレーにしたら受けたよ。

(スペイン料理とがらっと違う日本食、最近はブームだけれど、食材の浸透は一般にはまだまだ、かな...でも、納豆、ウメボシを食すツワモノの話も出ました。)


●なんだかんだ言っても、やっぱり「しょうゆ」は日本の食卓の必需品。

R  じゃあ、みんなの食料棚にはちょっと日本の味を出すためにいつもどんなものを置いているのかな?

I  つゆのもと。しょうゆがなくても、これがあれば大丈夫。

N&Y  ごま油、ショウガ、しょうゆ。和風だし、これはこっちの魚の出汁でもけっこう同じような味には仕上がる。

F  しょうゆ。ほんだし。鰹節。ほうれんそうを茹でて、鰹節をぱらぱら、で立派な一品になる。

C  しょうゆ。でも、調味料でも食材でもないけれど、常にフル活用は炊飯器。炊きこみご飯なんかには便利。ほら、ご飯はよく食べるから。(笑)

K  僕もかつおぶし、わかめ、だしこんぶ。出汁のもと、だな。あと、お茶。

(やっぱり、ダントツは、ダシの素としょうゆのゴールデン・ペア。しょうゆは最近普通のスーパーでも見かけます。日本のとぜんぜん違う味のもありますが.. でも、私は密かにオリーブオイルと醤油のミックスってのも好きなのだな。)


●最近増え始めた日本料理レストラン。地方への進出、求む!

R  最近は日本食というか食材が健康ブームで注目されているでしょ?エルボラリオ(自然食品販売店)では最近、日本製のたまり醤油、八丁味噌、麦味噌なんかも見たな。

N&Y  でも、高いよ、ああいうお店の商品は。中華食材店があれば安くて手に入るのだけれどね。中国人はすごい。あれが1軒あれば大概のものは手に入る。

K  でもさ、そこまでしなくても、昔は作るしかなかったけれど、今は食べに行けばいいや、と。日本食レストランも多くあるし。

C  そうね、連れ合いが日本人じゃないと、日本食に凝るってこともなかなかできないし。 バレンシアには中国人経営の日本食レストランがあるのよね。100%日本の味は期待できないけれど、時々食べに行くよ。 もう、家ではほぼプーロ・エスパニョル(純粋にスペイン)の食事だから。

N&Y  それが、バリャドリードにはないの〜。(涙)日本食レストランはおろか、中華食材店も。中華レストランで、わざわざ聞いたんだもの。「どこで仕入れしてるの?」って。そしたら、「マドリード」だって。 いいよね、マドリードは。時々マドリードに来るでしょ、ほら日本人の集まるイベントなんかでヤキトリとか食べたんだよ。あの時は、「ホント、おいしいなぁ、やっぱり」ってしみじみ思ったよ。(とほほ)

マドリード在住一同  いらっしゃ〜い、いらっしゃ〜い。


…このコーナーでは、こんなことを話して欲しい、というテーマを募集しています。
不定期ですが、今後も連載予定です。
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