ユーロの登場
1990年、EU加盟国内での資本移動が自由化されてから12年、各国独自の通貨を放棄して新しい統一通貨を選択、それがユーロです。 来年、2002年1月1日、欧州連合15ヵ国の中の12ヵ国の通貨がそれぞれの国の紙幣と硬貨から単一通貨ユーロに切り替わります。
スペインでも1月1日にペセタからユーロに切り替わります。 ユーロとペセタの交換比率はすでに1ユーロ=166.386ペセタと固定されています。
ちなみに、ユーロ、スペインではエウロ(euro)と発音されます。
ユーロ導入国
ユーロは次の国で導入されています。
スペイン、ポルトガル、フランス、イタリア、ギリシャ、アイルランド、オーストリア、ルクセンブルグ、ベルギー、オランダ、ドイツ、フィンランドの12ヵ国で、下の図中緑色で表示されている国々です。
こらら緑色で表された国ではどこでも同じ通貨ユーロが使われます。 当然、フランスで円からユーロに両替したそのユーロはそのままスペインで使えます。
便利ですよね。 国が変わるたびに両替をしたり、円への価値換算をいろいろ考える必要がなくなります。 物の価値の比較がユーロを導入している国では簡単に出来ます。
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