今月のお題

読者のみなさんからの投稿コーナー。
あなたの見た感じたスペインを教えてください。


2003年9月のお題

「お祭り」

 8月と9月の初めはスペイン各地で夏祭りが催されます。有名なブニョル市
のトマト祭り、サン・ロケの祭り。マドリードでも8月はサン・ロレンソ、パロマ
のお祭り。9月にはマドリード近郊の町で牛追いなども行われています。
あなたの好きな、お気に入りのスペインのお祭りを教えて下さい。




*投稿記事の発表は、一週間ごとを予定しています。
*お題に関係ない投稿は掲載できない可能性があります。
予めご了承ください。






2002年2月のお題
「素敵な村」
OYA(関東 女性)

 誰か、EL ROMERAL エル・ロメラル村へ行った人はいないだろうか? 私は電車の中から見ただけで通り過ぎてしまった村、でも忘れられない村なのだ…。

 マドリッドから電車で一時間強、たしかアルカサル・デ・サンフアンへ向かう途中にその村はあった。 ラ・マンチャの小さな小さな村、でも絵のように美しい村。 教会を中心にした古い街並みで、村のすぐ後ろに低い丘がある。 丘のてっぺんには、風車が一つ二つ、村を守るかのように立っている。 風車のあるラ・マンチャの村は多いけれど、中世の街並みと風車が一枚の絵のように収まるこの村に、訪れる人はいるのだろうか? 忘れ去られたような、でも観光の波に洗われてほしくない村だ。

 マドリッドから電車が一日数本あるらしい。 だがホテルリストを見る限りでは、村には宿は無いようだ。

OYA(関東 女性)

 SAGUNTO サグント−人口数万はあるらしいから、村というには大きいかもしれない。 私には、この町が持つ歴史が魅力的。 

 バレンシアから地中海沿いに電車で半時間、岩山の山頂を延々と取り囲む城壁が見えてくる。 傍らにはローマ時代のテアトロ遺跡。 町は岩山のふもとに拡がっている。 ここはもともとギリシャ人が植民して建設した町なのだが、紀元前3世紀、カルタゴの名将・ハンニバル軍に攻撃される。 兵糧攻めに遭って8ヶ月間住民は城壁内に立てこもったが陥落。 一説には、生き残った住民たちは、降伏する前に家財を燃やし、自らもその火の中に身を投げた、という。 ハンニバルはここを手始めに、象と大軍を率いてイベリアを出、アルプスを越え、ローマに攻め込んだ。 そう、ここは第二次ポエニ戦争の口火が切られた町。 また、異民族の征服者への、勇敢な住民の抵抗の物語としても有名な町なのだ。

 城壁内に入ると、地中海とオレンジの実る大地が一望の元だ。 近世まで要塞として使われたというのも納得。 この風景を若きハンニバルも見て、ローマへの野心をかきたてていたのだろうか。

ゴビ(マドリード 男)

mura どの村、というわけではないが。 田舎の小さな村にひょこりと迷い込んでみたりするのが好きな性質です。 ちょっと大きな道からそれて脇道に入り込むと、人口が30人とか20人とかいう村があちこちにあります。 もっとも、マドリ−ド周辺だとマドリード市内に住んでいる人達週末用の別荘地域だったりするのですがね。

 そんな脇道から入り込んだ村の中には、石が積まれただけの塀の中に羊がいたりもする。 あるいは、昔使われた農機具などが(今も使っているかもしれないけど)何気なくポツンと置いてあって、それがまたなかなか風情があったりする。

 今回はちょっとズルをさせてもらって、写真も付けさせてもらいました。 村の中の倉庫の入口にポツンと置いてある壊れかけた馬車というのがのどかな雰囲気を出していたので写真に撮ったものです。

 写真のサイズをかなり圧縮したのでボケてきてしまっているけど、ちょっと廃れたという感じがなかなか良かったのです。

Norie(バリャドリード 女性)

  バリャドリード市内からフアナ・ラ・ロカが幽閉されていたことで有名なサンタ・クララ修道院のあるトレデシージャス方面に向かったところにウルエニャという小さな村があります。 アビラほど立派ではないけれど、数十メートルにわたって城壁が残っており、そこに登ると広大なカスティージャ・イ・レオンの平原が見渡せます。

 黄金色の麦畑、何もない茶色の大地、何かの野菜畑、、、とまるで色鉛筆で塗ったような大地の中に、点々と白い固まりが動いていて、あぁ羊がいるなぁとのんびり思ったりできます。 城壁の上からは、民家の中庭も覗けてしまうのですが、たぶん半分くらいは空家でしょう。 村ですれ違うのもお年寄りばかり。

 それでも不思議に暗さはなく、古い楽器をいろいろと集めた博物館もあります。 おそらく村で一軒だけの文房具屋さんでは、白地に緑でシンプルな鳥の絵が描いてある、ご主人が焼いた陶器も売っています。 ぽてっとした質感の素朴な小皿は、我が家の食卓でも大活躍。

 マヨール広場にあるレストランは土日でも定食があり全て自家製。 メニューも豊富だし、定食についてくるワインも美味しい。お店の人が、寡黙で働き者というのも村の雰囲気にピッタリで何だかうれしかったり。

 車がないと無理だけど、是非立ち寄って欲しい村のひとつです。




過去のお題

2001年12月のお題 「スペインの香りの思い出
2002年 1月のお題 「もう一度食べたい
2002年 2月のお題 「素敵な村
2002年 3月のお題 「おみやげにするなら
2002年 4月のお題 「この音を聞くと
2002年 5月のお題 「夢のバカシオネス
2002年 6月のお題 「和食みたいな食べ物
2002年 7月のお題 「日本で見つけたスペイン
2002年 8月のお題 「スペインで、あれば良いなと思うもの
2002年 9月のお題 「これは便利
2002年10月のお題 「スペインのスポーツ
2002年11月のお題 「お酒
2002年12月のお題 「カルチャーショック
2003年 1月のお題 「子どものおもちゃ
2003年 2月のお題 「カーニバル
2003年 3月のお題 「春の予感
2003年 4月のお題 「バールでできること
2003年 5月のお題 「病院事情
2003年 6月のお題 「おまけ
2003年 7月のお題 「ここが嫌い
2003年 8月のお題 「夏休み
2003年 9月のお題 「お祭り

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