ちょっと前のわたしたち

【No.253】2月14日 Sara * 【No.254】2月28日 Norie

No.254

2月28日 Norie(バリャドリード)

週末からカーニバルが始まった。

犬の着ぐるみ村には、ペーニャと呼ばれる仲良しグループのようなものがあって、イベントごとに集まって飲んだり歌ったりするシステムが存在するのだが、カーニバルも例外ではなく、ペーニャ毎に毎年よく考えられた仮装で楽しんでいる。 仮装コンテストもあり、パレードもなかなか華やか。

個人でも、仮装に情熱をつぎこむ人はもちろん多くて、この時期、カーニバルの衣装を取り扱うお店は大混雑。わたしは、いつも大人しく見学組だったのだが、子どもが保育園に行くようになって、「仮装してきてもいいですよ」というお知らせを受け取り、慌ててこの手の店に行ってみた。(実は、去年プレゼントでもらったダンボのフリースでごまかそうと思っていたのだが、着せてみたら何と膝までしかなかったのだ。 大きくなったものだ。)

バリャドリードの町中にある仮装専門店は、一年のうち、このシーズンしか開店しない。 ショーウィンドウには、吸血鬼や魔女などのおどろおどろしい系や、ブラジャーやカツラなどの女装系、子ども向けの動物の着ぐるみなどが並ぶ。 中に入ってみると、カツラやお面はもちろん、メイクアップ用品、銃や刀、お花や巨大なおしゃぶりなど小物も充実。着ぐるみ系の洋服も年齢別、男女別にたくさんある。 でも値段を見てびっくり。 ピエロは35ユーロ、インディアンは40ユーロ、くまちゃんも30ユーロ。 せいぜい一回か二回しか着ないチビの衣装に5000円もかけるのは、はっきり言って、惜しい。(苦笑)

鶏の着ぐるみお店の人に頼んで、倉庫で他の在庫を見せてもらい、15ユーロのヒヨコの衣装に決める。 安く済んで良かった、と内心ほくそ笑んで会計を待っている間に羽根飾りを見つけてしまう。 9ユーロ。 黄色とオレンジのメイク用品。 3ユーロ。 前のお客さんが、家族全員分を選んでいるらしくて、なかなか順番が回ってこず、店の中をきょろきょろしてると目にとまってしまった鶏のかぶり物。 鶏の親子になれば面白いかも。 9ユーロ。

結局、あっさりくまちゃんの着ぐるみを買う方が安かったのだが、まぁいいか。やけに時間がかかっていた前のお客さんは何と400ユーロも払っていた。 すごいなぁ。 雨が降らないといいけどねぇ、と思っていたら、土曜日も日曜日もつもるほどの雪。 寒さに負けて、町中に出かけなかったので、どんな風かわからないけど、たぶん人出はいつもの年より少なかったことだろう。

息子のヒヨコは、友人宅のホームパーティで無事にデビュー。
保育園で他の子の仮装を見るのも楽しみだ。

(注:本文と写真とは特に関係がありません。)

No.253

2月14日 Sara(グラナダ)

バール、オープン!
そうなんです。 グラナダのフラメンコの石川が、突然バールをオープンしました。 今回はそのお知らせと宣伝です。 私が、というよりは、私の旦那がオープンしたので、物理的に、無理矢理私もキッチンに入って働かざるをえない、というノリに近いです。バル外観

なぜ 突然?
私達の夢には違いない。 しかし、もっと先の話と思っていた。
旦那側が、家業のレストランの株分けがかなり時間がかかるらしいし、それまではサラリーマンと、フラメンコを掛け持ちでの家庭が続くはずだった。 それが、サラリーマンにうんざりしていた旦那のところに、所持金が無くても、月に家賃として250-300ユーロ払えば家と、その家の下についているバール(テラス付き)が借りれる、といううまい話があり、旦那はすぐにその話にのったのである。それが去年の12月の初め頃だった。

それから、なんと1ヶ月半、あれよ、あれよ、え?うそでしょ?
という間に、この話は現実化して、もうバールはオープンして2週間たってしまった。
設備投資と準備に借金が増え、これでオープンしてお客さんが来なければ来月のバールの家賃を払うのが怪しいところからスタートした。  どうしてこんなことができるんだろう。日本人には心臓に悪すぎる。

スゴイ小さな村。。。。。
どうして、そんな250-300ユーロのお金でバールを貸してくれるかって?
それはすごい小さな村にあるからです。人口1500人の村の中心に教会があり、その広場にバールはあります。 そのバールは代々一つの家族が経営していたけれども、最後の代の旦那さんが亡くなってから、後継ぎがいないために、借り手がいなかったそうです。 村は、全員が顔を知ってるというかんじで、村のものでもない私達、しかも、外人がバールなんて経営したら嫌がられると、何回も旦那を説得したが私の旦那の意志は何故か今回は固かった。。。。

日本人魂。
さて、2週間前の水曜日。 バールをそっと開けてみた。
週末にオープンしようかと思ったが、いろいろやってみなければわからんだろうということになって、試しに開けてみた。 いやー。いったいどこからくるんだろう?という感じで、ひょい、ひょいと村人がやってくる。 悪くない感じ。

バル内部そして、その週末の土日といったら。。。。。
ピークには満員電車かと思うくらい小さなバールにビールを飲みにやってくる、やってくる!
私達のバールは、グラナダ市内、もしくは、市内以上のタパをつけるのが特徴だ。タパとは、ビール1杯についてくるおまけのおかずのこと。 ポテトとピンチート(スペイン風焼き鳥)だったり、ポテトと鶏のから揚げだったり、パエジャだったり、イワシの揚げ物だったりする。

朝も開けてみたら、子どもを学校に送った後の奥様属や、買い物に行く前のおばちゃま族が皆、コーヒーとトーストを食べによってくれた。 教会の前なので、ミサの前後や、入りきらなかった人たちがバールで暇をつぶすために入ってくれる。

2週間、いきなり、フル回転で働いている。
朝8時から夜11時まで、2人きりでやってるので、2人ともばてている。当然人を雇うだけのお金も無いし、もう少し様子もみたほうがいい。

かわいそうなのは、私の旦那だ。
私は、はっきりいってトロイ。自分がこんなにトロイとは思わなかった。
人間というのは、向き不向きというものがある。
私は、ほんとうにバールに向いていないのがはっきりした。
性格的には、もっといけるんじゃないか、と思ったがそれとこれとは話は別らしい。。。。。
3人分か4人分動く旦那の横で ちょこちょこ動く私は邪魔にさえなっている。

こんな時、ラテン系の性格なら放り投げられるのに、変なところで私は日本人魂がある。変なところで根性というものが出てくるのだ。
がんばる、とかっていう言葉も知ってるぞ。
しかし、この場合、がんばっても無駄だった。
毎日2回くらいは泣いていたが、現実は厳しい。
毎日、毎日バールはオープンするのであった。。。。。
とにかく、今は、春の良い季節になれば、テラスもオープンするし、人を雇わないわけにはいかなくなると思うのでそれまでは何とかよく食べ、体に気をつけて2人で乗り切るしかないねと旦那といっている。

話が違う。
そう。 旦那の家業のレストランの株分けがうまく行けば、グラナダ市内にフラメンコバールみたいのをやりたいね。 と話していたのに。。。。
だから結婚したわけじゃあないよっ。。。
話が違う。。。。。。。。。。。。
私は、高級ハモンをちょっとお客さんに運んだりして、そのあと、ちょっと舞台で踊ったりして。。ってそういう予定だったのに。。。。
今の私はジャージの上にかっぽう着で、いもを揚げまくっている。。。。。
人生って不思議。

健闘記は、また次回にするとして、今日は場所を説明して終わりにしておきます。 グラナダ近辺いらしたときは気が向いたらお寄りください。旦那のパエジャは、ほっとする味です。
お値段も安いです。 コーヒー0.9ユーロ。 ビール0.9ユーロ、タパ付きです。 朝はコーヒーとトーストセット1.4ユーロです。バル内部2

 バールの名前: Cafe Bar Central JESUS,
村  の名前: Beas de Granada
グラナダより、ムルシア街道で20キロ。
市内からはバスで30分。1.3ユーロ。

   電話番号: 958 545 377

 石川亜哉子、踊り子の道、危うし!!!???
いやいや、村がなかなかフラメンコ好きの村らしくて、
村のフラメンコ教師の道も開けないわけではなさそうです。
履歴書とかだしてくれっていわれてます。がんばってみます。
努力と根性だよね!笑!

 

 

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