ちょっと前のわたしたち

【No.221】4月5日 むく * 【No.222】4月19日 Taka
【No.223】4月26日 Meche

 

No.223

4月26日 Meche(京都)

 Leo'nで留学時代を共に過ごした友達から、「スペイン館がCastilla y Leo'n週間なんだよ。 愛知万博、一緒に行かない?」とメールが届いた。

 人ごみ、日光、イベントなど活動的なことが嫌いな私は、外出が苦手。 いそいそと万博に行く予定を組んでいる母を見て、「ほんとにお出掛け好きなんだから・・・疲れるだけだよ」とあきれていた。 しかし、“Castilla y Leo'n週間”なんて聞いちゃったら、あきれてなんていられない!!!

 こんな早起きいつ以来だろう・・・。やれば出来るのね、なんて寝不足でボーっとしながら朝の5時に家を出て、無事、愛知万博会場に到着。 天気予報ははずれて、見事なほどの晴天!

 入場門に並ぶ人の多さにひるみながらも、一泊二日を予定してた私たちは、開催期間中有効のフリーパスを購入して(←すでにやる気満々)入場。 でも、下調べをろくにしてなかったもんだから、「どうする?どっちに行ったらいいのかな?」とおろおろ。 とりあえず、近くのパビリオンで朝から元気良く乾杯! 続いてお土産屋さんにも早々と入ってしまい、キャラクターのカチューシャをおそろいで購入。 いそいそと頭に着けて、すっかり万博フリーク気分。 イベントが嫌いって、いったい誰のことだっけ?

 結局気がつけばすっかり出遅れた私たち。人気のパビリオンにはどこも長い行列が出来てて、事前にゲットしておけば待たずに入れるという予約券も、終了していた・・・。 ぷっ、笑っちゃう。 まっ、目的はスペイン館だからいいんだけどね。

 のんびり、寄り道(主につまみ食い)をしながら、目的のスペイン館に到着。 外装のデザインがひときわ目を引く。 たぶん、数あるパビリオンの中で1番素敵だと思う。 展示品ははっきり言ってイマイチだったけど、入り口でもらった紙袋には、カレンダーのほかにワインの小瓶まで入ってたし、Valladolid大学のTuna(学生の流しの小楽団)の演奏もとってもよかった。

 2日間、歩きまくって飲みまくって食べまくって、最後には動けないほどへとへとになったけど、今度はいつ来ようかな、なんて思っちゃった。 日焼けして、紫外線でブツブツができたけど、外出も悪くないです。

 

 

No.222

4月19日 Taka(東京)

 ドタバタ……。 いつもなら3日かけてやる仕事を1日で終わらせなければならない。 そんなせっぱつまった状態がこのところ続いている。 時間に余裕があれば毎日する掃除も、ほったらかしのまま3週間が経った。 だんだんと足の踏み場もなくなっていく。 机の上にはあれこれと資料が山積みになり、仕事が片付くまでは触れないからと手を付けていない。 いつ、なだれが発生するかもわからず、いやあ、大変なことになっている。

 時間が経つのはあいかわらず早いもので、東京はすでに桜の花も散り、新緑と陽射しはすでに初夏を感じさせている。 でも、昨日のこと。京都に行ったら大きな枝垂桜が満開だった。 今年はろくに花見もできなかったので、あまりにも見事な桜の花を前に写真をパチパチ。 ボーッと立ち尽くしてしまった。 生まれてから数えると37回目の桜の季節。そのうち幾つの桜を覚えているんだろう。 あと何回、見れるんだろう。 ふと、そんなことを思う。

ところで、もうすぐGWだ。 私の周りの仲間たちは一斉に海の外へと旅立っていく。 旅行会社の友達によると今年は近年まれにみる大盛況だそうで、飛行機のチケットもなかなか抑えられないとか。 私は……というと、休みを12日間とる予定で仕事を詰めているのに、結局のところ海外へは行かない。 「またか!」とも呆れられたが、鹿児島へと帰ることにした。3 日以上休みがあると、せめて東京ぐらいは脱出したい、という気分になってしまう。鹿児島に帰って島にでも行こう。

 6月は毎年、恒例でもある海外へと行く。 今回はどこにしようか……。 スペインへ行くなら北をまわって、イタリアもくっつけよう。 キューバへ行くならメキシコシティでも数日過ごそう。ああブラジルも魅力的。 と、いろんなことを考える。 しかし具体的なスケジュールはまだ何も組んでいない。 まずはいま目の前にある仕事を片付けなくちゃ何も始まらない。

 先週末は前から予定していた1泊2日のキャンプへと行った。 場所は茅ヶ崎だ。 一旦休止したドタバタ仕事のこともキレイさっぱり忘れ、久しぶりにスローな休日ライフが送れた。 茅ヶ崎は、前から一度は住んでみたいと思っていた場所。 週末は海風にあたりながら散歩をして、泳ぎたくなったら30分でも海につかる。 1人でもフラリと海に行ける生活。のんびりと本を読んで、友達と会って……。

 そこに住む仲間たちとのんびりとした休日を過ごしていたら、暮らしの中でのONとOFFをキチンと分ける重要性をあらためて感じた。 旅行もいいけど引越しか? 頭の中でグルグルといろんな思いが駆け巡る。 まぁ、引越しというきっかけがなければONとOFFを分けられない、と思っているあたりが私の甘いところでもあり、またも現実逃避に陥っている証拠でもあるかもしれない。 しかし、真剣に考えてみよう〜! そう思う今日この頃。

 皆さんはいかがお過ごしですか?

 


No.221

4月5日 むく(マドリード)

 前回の「最近の私たち」がアップされた後で、マドリード在住の友人から電話をいただいた。 また、あの思わせぶりな終わり方は何だ、と感じられた方もおられたようなので、事の顛末をはっきりさせておこうと思う。

 我が家のご近所には子供が二人という家庭が多いようだ。 左隣は男の子が二人、右隣とその向こうは女の子と男の子。子供が一人だけという家庭は少ないようである。

 一人っ子というものは結構わがままに育つらしい。 周りが何でも言う事を聞いてやるからか、我慢することを経験しないからなのか。 我が家のマルティンも執着心が強く、わがままに育ったきらいがある。

 親しくなったご近所の人たちからは早く二人目を作れと言われていた。 が、特に欲しいと思っていたわけではなかった。 二十代で子供をもうけて、その子供が二十代で子供を持ったとすれば、お爺ちゃんと呼ばれてもおかしくない年齢なのである、自分は。 気持ちだけはまだまだ若い気でいるが。

 マルティンを見ているとやはり兄弟がいた方が良いだろうという結論に達した。 女房のバイラオーラ(フラメンコの踊り手)としての仕事が一区切りついた状態だったので二人目をもうけるには今しかないという時期だったのである。

 市販の検査薬で調べたところ陽性の反応が出た。 病院での検査を受けようと予約を取ったら二ヶ月先の日付を指定してきた。 近所に Seguridad Social(社会保険管轄)の比較的大きな病院があり、そこの対応には満足していたのだが、産婦人科に関してはあきれるほどの対応である。 そこで、民間の保険会社Sanitasに病院を紹介してもらって数日後の予約を取った。

 もう二十年以上も歯医者以外の病院に行ったことがなかったので、結婚して初めて Sanitas の医療保険に加盟したのだ。 が、普段は大して役にも立たず、料金だけは高いので、そろそろやめようかと話していたところだったのである。 その Sanitas で紹介された病院に行ったその日にエコー検査を受検。 その後も毎月一回エコー検査を受けることになる。 その時だけは Sanitas をやめなくて良かったと実感したものである。

 診察室の外で待っていたのだが、呼ばれて中に入って画像を見せられた。 袋状のものが二つ見えた。 「双子です。10mmと11mmです。」最初は何を言っているのか理解できなかった。二人目が欲しいとは思っていたが、いきなり双子と言われてもね、実感がわくものではない。

 あれこれと心配しているうちに、二回目の検査の日が来た。 エコーをあてると40mmに成長しているのが見えた。が、片方の姿が見えない。 どうも消滅したようなのだ。 成長している方は頭や足らしきものが見え、感動ものであった。

 片方が消滅してしまうことは良くあることらしい。 ただし、片方の影に隠れてしまっているということもあり得ない事ではないらしい。 まぁ、残っている方が無事に成長してくれることを祈るばかりである。

今度生まれてくる子供が成人するまでと考えると、後20年は働き続けなければならない。 もう定年を迎えていることになるが、今から心配する必要もないだろう。しかし、まぁ、子供が成長するまではうかつに死ぬことも出来なくなったという次第である。

 

 

 

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