ちょっと前のわたしたち

【No.189】7月6日 Meche * 【No.190】7月19日 Maki * 【No.191】7月26日 むく

No.191
7月26日 むく(マドリード)

 最近、腹立たしく思うことや不可思議に思うことが多いように感じられる。その最たる事柄が、鳥インフルエンザにおける浅田農産、長年にわたるトラブル、欠陥隠しの三菱自動車、三菱ふそうトラックの問題である。

 両社共にその製品、商品は一般消費者、ユーザーを対象にしたものである。食品の安全性、走る凶器と言われる自動車やトラックの安全性は最優先されるべき項目であろう。それを疎かにして、鳥インフルエンザに感染したことを確信しながら、それを隠して出荷を急ごうとした浅田農産。会社がつぶれるのが怖くて嘘をついていたが、結局その嘘がばれて廃業の憂き目に遭う。三菱自動車、ふそうトラックはトラブル、欠陥隠しが会社ぐるみと認定され、当時の経営者、責任者が逮捕されたにもかかわらず、現在の経営陣は産業再生法の適用を申請した。

 どうしても納得できない。以前の雪印の例にも見られるように、いかに歴史のある大企業といえども消費者、ユーザーを裏切っていた会社は消滅してきた。なぜ三菱は厚顔無恥にも産業再生法の適用を申請できるのか。

 憶測で書いた記事に対して名誉毀損の訴訟を起こされる新聞や週刊誌などのジャーナリズム。いつも言うことが「事実に基づいて書いている、確かな情報に基づいて書いている」であるが、度々名誉毀損の訴訟に負けている。事実であっても名誉毀損は成立すると聞いたことがあるが、明らかに記事が捏造であると認定されることもよくある。真実を追究すべき存在のジャーナリズムが捏造記事を書いて恥ずかしくないのか。やらせ番組で視聴率を稼ごうとしているテレビ局はジャーナリズムの一員であるといえるのか。一般読者、視聴者は何を信用すればよいのか。

 今回の参院選挙で自民党は惨敗した。その一因は年金改革法が原因であると取りざたされている。将来の給付の計算根拠となる数字が発表されているものより実際は低いのが判明していたにもかかわらず、選挙が終わってからその事実を発表した小泉首相。判明した時点で速やかに発表していれば法律は成立しなかったかもしれない。選挙結果は更に悪いものに終わっていたかもしれない。この臭いものには蓋をする(歴代の)政権トップの体質。

 その他にも筋が通らないと思うことはいっぱいあるのだが、もう止めておこう。



No.190
7月19日 Maki(横浜)

 最近、忙しい合間を縫っての密かなマイブームになりつつあるのが、数年ぶりで再開したビーズアクセサリー作り。子供の頃にも流行っていたけれど、数年前から日本ではかなりの大ブーム。ビーズ専門店もたくさんあり、たくさんのビーズが種類別、色別、サイズ別でガラス瓶に入れられてずらりと並んでいたりする。ビーズの問屋が集中する東京の浅草橋に至っては、ビーズマニアの「聖地」とまで言われているらしい。ブームが始まった頃、私もちょこっとだけやっていた。でも、忙しくなったのと目が疲れるのとで止めていた。入院中にやろうかと思ったけど、細かいビーズをひっくり返して看護師さんに怒られることを思いあきらめた。でも、最近「マニア」である1人の友達に手作り品をもらって、自分でもまたやりたくなったのだ。

 以前は指輪しか作ったことがなかった。なぜかというと、金具を扱うための工具がいらないから。(わざわざ工具を買うのも高いし、面倒だし・・・と思っていたセコイ奴だ)でも、どうせなら指輪だけでなくネックレスやらピアスやらも作りたい。でも工具がなぁ・・・。「!!!」ふと思いついた。道具を買い揃えるのが大好きな人間がうちにいるではないか!ビーズの本の工具参照ページを父親に見せて「こんなの持ってる?」と聞いたら、父ははりきって物置きへ直行。ラジオペンチ、平ペンチ、やっとこ、ニッパーなど一揃いを工具箱からずらりと出してきてくれた。なんでもっと早く聞いてみなかったのか不思議なくらいだ。とにかく、これで金具付きの物も作れる!

 早速ビーズ屋さんで金具をいくつか買ってきて、まずは手持ちの余りビーズで携帯電話ストラップを作ってみた。なかなかいい感じ。ちょうど3人目の子供の出産を終えた姉宅に遊びに行ったので、ボロボロのストラップを使っていた姉にあげたら、すごく気に入ってくれた。いつ子供達に引っ張られて切れるかは不明だけど。私がしていた指輪も姉の目に留まり(?)ご進呈。代わりに、4歳の姪っ子(光りモノ、フリフリヒラヒラのお姫様ルックが大好き)のおもちゃのネックレス2個の金具修理を承って帰ってきた。今は本を見ながら、自分用に作りたいものをピックアップしている。まだ初心者レベルで難しいものはできないけれど、自分の好みのデザインで、自分のサイズに合わせて、そして買うよりも安く作れるのはなかなかよい。壊れたり、飽きたりしたらまた作り直せる。もちろん材料費も多少はかかるし、手間を考えれば買った方が早いのも確かだ。でも、作る手間そのものが楽しいのだ。家での空き時間に少しずつできるし、ちょっとしたプレゼントにもいい。母からも「私にもなんか作ってよ」とリクエストが来ているし、今後のことも考えて材料はネット通販(市価の半値くらいで買える)で買おうと思い、色々なサイトを比較中だ。

 そういえば、マドリード滞在時のホストファミリーの子供達はよく手紙にビーズ細工を同封してくれる(今まで貰ったのはカエル、蝶、牛、ミツバチ)のだけれど、スペインではビーズアクセサリー作りは流行っているんだろうか?もちろんビーズアクセサリーはスペインでも売られている。実際、私もデパートのエル・コルテ・イングレスのバーゲンや広場の蚤の市でビーズアクセサリーを買ったこともある。ただ、ビーズそのものの産地として、そして手作りの趣味としてはどうなんだろう?

 何百年も前のアンティークビーズがあるくらいだし、もともとビーズアクセサリーはヨーロッパが発祥の地なんだろうとは思う。今、日本で売られているビーズで最も人気があるのはスワロフスキーなどオーストリアやチェコのメーカーだし、ベネチアンガラスやボヘミアンガラスのビーズも有名。ラインストーンなんてのはもともとフランスのライン川近郊の町で作られたからその名が付いたらしい。ビーズと併せてよく使われる原石等も含めて、イタリア、ドイツ、ギリシャ、イギリス、トルコなどなど本に出ているビーズの種類も、ガラス細工で名を馳せるヨーロッパの国々が殆ど。でも、これまでスペインビーズという言葉にはどの本でもお目にかかったことがないのよねぇ・・・。

 ファミリーの手紙ではビーズのことをbolita(小さい玉)と呼んでいたけれど、辞書を見たらabalorio(ビーズ細工)という単語がちゃんとあるではないか。ということはスペインにもabalori'a(ビーズ屋さん)なるものがあるのか?知っている方は是非教えてくださいな。



No.189
7月6日 Meche(京都)

 ピカソの女性遍歴は有名な話だけど、ジャクリーヌという人は、その“イケイケ”だったピカソの最後の妻となった女性で、2人の出会いはピカソ70歳の時。44歳も年下で、当時26歳だった“ピチピチ”のジャクリーヌを落としたピカソは、芸術家としてはもちろんだけど、男としてもご立派!パチパチパチ〜!!!

 実はその頃ピカソは10年来のパートナーだったフランソワーズ・ジローとの離別で、心にぽっかり穴が空いたような寂しさを感じてたみたい。だからジャクリーヌとの出会いは、もう一度彼に愛に生きる喜びを与えたのかもしれないね。

 さてこの2人、6年間の同棲を経てめでたく結婚。ジャクリーヌは、医者嫌いのピカソに定期健診を受けさせて、健康な身体と長寿をもたらしました。でも、どうして頑固だったピカソがジャクリーヌの勧めを受け入れたのかな?その理由は2人がお互いを呼び合うときに使った呼び名を知ると分かる気がする。ピカソを尊敬し「ご主人様」と呼ぶジャクリーヌと、若いジャクリーヌを「お母さん」と呼ぶピカソ。自分の妻を「お母さん」と呼ぶ習慣の無いヨーロッパで、彼が使った「お母さん」。それだけで、彼が彼女をどれほど信頼してたのか伝わってくる。そしてそのジャクリーヌには、ピカソがつけたもう1つの呼び名がある。それは“マダムZ”。“マダムZ”には最後の女性という意味が込められてるんじゃないかと言われてて、ピカソは“マダムZ”ことジャクリーヌの肖像画を何枚も描いてる。「お母さん」と「マダムZ」。どれほどピカソが彼女を愛していたのかが伝わってきて、胸がキュンとなっちゃう。

 結局、最愛の彼女との幸せな晩年を送ったピカソは91歳で亡くなって、ジャクリーヌは、ピカソが3人の先妻との間にもうけた4人の子供とともに、膨大な遺産を相続しました。そして、彼女の協力のもと1986年秋マドリードの現代美術館で、初めてジャクリーヌ・コレクションによるピカソ展が開催される事に。でも、展覧会のオープン数日前に、開会式への出席を約束していたジャクリーヌは自宅で自らの命を絶ってしまう。彼女が愛したのは、ピカソの作品や才能ではなくって本人そのものだったからなのかな。だから彼女はピカソに会いに行ってしまったのかもしれないね。その時の展覧会以後、ジャクリーヌのコレクションはほとんど門外不出となって、これまで20年近くも未公開だったけど、2003年にバルセロナのピカソ美術館で開かれた展覧会をきっかけに、ようやく一部が紹介されはじめました。

 ・・・ということで、今大阪の南港で“日本初公開!幻のジャクリーヌ・コレクション”というピカソの展覧会が開かれてます。
 もともとピカソが大好きだった私だけど、もっと好きになるために、”マダムZ”に会いに行ってきます。

 今回は“最近のわたしたち”じゃなくって“ジャクリーヌとピカソ その愛”でした。
 あれっ?

 

ちょっと前のわたしたち

2008年2008年9月2008年8月2008年7月2008年6月2008年5月2008年4月2008年3月2008年2月2008年1月

2007年2007年12月2007年11月2007年10月2007年9月2007年8月2007年7月2007年6月2007年5月2007年4月2007年3月2007年2月2007年1月

2006年2006年12月2006年11月2006年10月2006年9月2006年8月2006年7月2006年6月2006年5月2006年4月2006年3月2006年2月2006年1月

2005年2005年12月2005年11月2005年10月2005年9月2005年8月2005年7月2005年6月2005年5月2005年4月2005年3月2005年2月2005年1月

2004年2004年12月2004年11月2004年10月2004年9月2004年8月2004年7月2004年6月2004年5月2004年4月2004年3月2004年2月2004年1月

2003年2003年12月2003年11月2003年10月2003年9月2003年8月2003年7月2003年6月2003年5月2003年4月2003年3月2003年2月2003年1月

2002年2002年12月2002年11月2002年10月2002年9月2002年8月2002年7月2002年6月2002年5月2002年4月2002年3月2002年2月2002年1月

2001年2001年12月2001年11月2001年10月2001年9月2001年8月2001年7月2001年6月2001年5月2001年4月2001年3月2001年2月2001年1月

2000年2000年12月2000年11月2000年10月2000年9月

トップに戻る

 

 

このページはFirefox3.0 と I.E.7にて動作確認されています。
e-mail address: info@arrobaspain.com
Copyright (c) 2000-2008@Spain all rights reserved.