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あっという間に街はクリスマスの装いになってしまった。
いつもの事ながら、私は準備が遅い。クリスマスカードの用意もいつものごとく、まだ。カレンダーを見ると今年も本当にあとわずか。少しの週末しか残っていない。あせっても仕方ないのだけれど。
今年の年末はいつになく盛りだくさんの年末になってきそうだ。仕事が忙しかったのも一つだし、小さいけれどクリスマスのイベントを興すのに加わったことも大きな要因。おまけに月末にはちょっとした小旅行も予定に入っている。
もし、こんな予定がなかったら、ぜひ行きたかった集まりがあった。
もう10月にお呼びをかけてもらったのだけれど、高校卒業20周年記念同窓会。最初はいくらなんでもこのためにだけ帰省するのは・・とあきらめ気分。でも、設置された掲示板に集まる同級生たちの参加の話題を聞いていると、懐かしくなってきて無性に行きたい気持ちが高まってきた。なんだか時間と距離が縮まって、当時の自分たちに戻るみたいに。でも、体は2つないのだし、近い距離ではないし、結局はあきらめることに。いったい何年間、新年を日本で迎えていないのか。そもそも前に帰ったのっていつだったっけ。
スペインに来て以来、別に何年も帰国しなくてもぜんぜん平気だった。
温泉に行きたいな、なんていう、ないものねだりの希望はあっても「とっても行きたい!」といういわゆる「望郷の念」にかられたことはない。それに、たまに仕事が発生したときは、「日本へ行く」だった。そんな感覚の違いを友人に指摘されたこともあった。自分でも日本人でありながらマイ・ホームを考えるとスペインなのか、日本なのかわからない状態になっていた。
でも、今回、この同窓会のことを考えるととっさに頭に浮かんだのは「久しぶりに帰りたいなぁ」だった。帰るって言葉が素直に出たのは、きっと、帰る所があるってことを同窓会が私に思い出させてくれたからだろう、と思う。実際に帰って顔を合わせることができないのは残念だけれど、なんだか久しぶりに「自分の根っこがあるところ」が感じられるような気がして、あたたかい気持ちになった。私もちょっと年をとって、ノスタルジーに浸ってきたのかもしれない。
ちょっとノスタルジーに浸ってしまったけれど、そういう機会を与えてくれた、同窓会企画者のみんなにありがとう。
忙しい時間に追われながら、人恋しくなったり、ご無沙汰している人、長年会っていない人、今年会った人のことを思い浮かべたりすることが多くなるのが年末。みんなに素敵なクリスマスと新年が届きますように。
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