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実は最近、とっても大きな冒険をしてきた。以前からの夢の1つ、「空を飛びたい」をかなえてきたのだ。そう、パラグライダーを体験したのである。
私が2年前に住んでいたスペインのPiedrahitaはパラの名所だった。この@Spainの仲間にもパラをやっている人が多い。大空を自由に舞うパラを見る度に、仲間の話を聞く度に「いいなあ」と思いながらも、ずっとチャンスがないままだった。
股関節の病気がわかってからのこの数ヶ月は悩みばかりだった。手術時期と仕事の都合、自分の気持ちとの兼ね合いで心が揺れ、いろいろ考えすぎて、でも毎日忙しすぎて心身共に疲れていた。そんな悩みを一瞬でも忘れさせてくれるようなことをしたいと思った。特に、今後しばらくは足の不自由な生活を送ることを思うと、何か今しかできないかもしれないことがしたかったのだ。
そんな折、パラをやっている職場の先輩と話していて、体験パラに誘ってもらった。もちろん足の負担は心配だったけど、股関節そのものを酷使する運動ではないし、体験コース位なら平気だろう。それに何よりも飛んでみたくてたまらなかった。よし、行こう!なんとかスケジュールの都合もついて、記念すべき初フライトの行き先は、信州・木島平!
当日は朝から30度以上の猛暑で、晴天…なのに風向きが完全に逆で飛べない!自然が相手だから仕方ないけど、せっかく来たんだし一回くらいは飛びたい!と、根性で風を待ち続けた。午後3時を回り、他のパラ客がほとんど帰ってしまった頃、わずかに風向きが変わり始めた。飛べるかも!?急げ!体験コース斜面で立ち上げ(機体を浮かせること)と、スタートの練習をする。風の入った機体が空に引っ張られて、ちょっと浮いては何度も流されて転ぶ。でも気持ちが高まっているせいか、不思議と足はまったく痛くない。とにかく飛びたかった。
絶好の風が入ってきて、インストラクターのGoの合図で走った。走っていくうちに足が地面から離れ、空を滑るように、風に乗った。飛んだ!飛べた!高度差せいぜい30-50m、時間も数十秒ってところだけど、全てを忘れるような、今まで体験したことのない爽快感。気持ちいい〜!人間が、風の力だけで空を飛んでる。すごい。待っててよかった。飛べてよかった。勇気を出して飛びにきてよかった。
もし私のこの足が耐えられるなら、次はちゃんとスクールに入って、また飛んでみたい。いや、絶対にまた飛びたい!その思いが私に手術とリハビリを頑張るチカラをくれた。お世話になったインストラクターの方々に、そして何よりもずっとサポートしてくれた先輩に、心からGraciasを送ります!
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